2010年8月アーカイブ

羽黒山で「八朔祭」

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夜、羽黒山のある宿坊「大聖堂(だいしょうぼう)」へと向かった。この宿坊をひらいているのは、星野さんご夫妻。宿坊とは修険道を行う山伏や檀家さんたちが宿泊したりする御宿のこと。星野さんは山伏として修行を行いながら、修行の体験希望者も受け入れている。この日はちょうど山伏修行の「八朔祭」があるとのことで、いっしょに見学をさせて頂くことになったのだ。
 大聖坊に到着すると、ちょうど八朔祭へ行くための準備をしているところだった。星野さんの元、2泊3日で山伏体験修行をされている人々がこの日は5名。今日で2日目だという。この2泊3日の間は山登りや滝行、南蛮いぶしなどの修行が行われる。食事は一汁一菜、風呂も歯磨きも許されない。この山伏体験を行いたいと訪れる半数は女性なのだそうだ。

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 昔は春夏秋冬でそれぞれ山伏修行があったそうだが、現在は秋の修行「秋の峰」と「冬の峰」が行われている。秋の峰のはじまりには、お山に入っていく。そうして修行を重ねる。このお山は胎内である。つまり秋の峰は「擬死体験」をすることになる。生きながらにして自ら死す。そうしてしっかりと命と向き合い、最後は業を終え、生まれ変わって再生するという意味をもっているのだ。

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夜の10時。羽黒山で「八朔祭」が始まった。日本各地から集まり「秋の峰」修行を続ける163名の山伏たちが列をなし、参道を挟むように向き合って並ぶ。
 山伏たちはこの数日間山にこもり、風呂も入らず、山を登り滝にうたれ、修行を積んできた者たち。今日はその山伏修行の最終夜のしめくくりとして行われるものだ。
山伏たちは参道に向かい合うように並び終えるとひとりづつ名前が呼ばれ、「承けたもう」と大きな声でこたえていく。そうして護摩壇の大柴灯(だいさいとう)に火を放ち、ぴょんぴょんとはねるような動作で棒を受け取り、火に突き刺して焼き払い、五穀豊穣を祈願する。火柱はぼうぼうと真っ暗な空めがけて煙を出して燃えさかり、荘厳なほら貝の音が響きわたった。
祭りが始まってから約1時間後、山伏たちは最後にその火をぐるぐると回り、去っていった。

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「承(う)けたもう」
何かを言われると、山伏たちはすべてこの言葉でこたえる。「すべてのものを受け入れます」という意味。それこそが山伏たちの精神なのである。


この日、大聖坊で修行体験を行っていた5名の中に、じつは僕も以前から知っている方が偶然参加していた。アースデイで皆の平和への願いと祈りがこめられた「虹のリボン」を、この八朔祭の火でおたき上げをするため、修行を共にしているのだという。
星野さんは彼らとともに八朔祭が終わった火の前に立ち、祈りをささげ、虹のリボンをちぎりながら火にくべていった。ひとりひとり、直筆で願いが書かれたリボンは、火になって燃えて、やがて煙となって空へとのぼっていった。リボンが一瞬、虹色に光って燃えて、空高く消えていった。

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この夜は「大聖堂」へ泊まらせて頂くことになった。
広い畳のお部屋に、皆で布団をお借りして就寝。昔の山伏たちもこうやって宿坊で寝床を頂いて、山へ修行へと入っていったのだろう。
そんなことを思いながら、いつの間にかうとうと眠りについた......。

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湯殿山参拝

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昨夜から湯殿山の参籠所に宿泊し、朝8時に起床。湯殿山のご神体へと向かう。約10か月ぶりの参拝だ。
裸足になって、お祓いを受けてからご神域へと入る。人工物は許されず社殿を設けない。自然のままの神の域に、訪れた松尾芭蕉も一句を残しただけで多くは語らなかったそうだ。

梵字川は月山から流れ落ち、ここ湯殿山の御神体の脇を通る。そのすぐ下は滝があり、龍がすまうという御滝神社として崇められている。山伏はここで滝の行をしてからご神体を拝す。川の御水は真夏でも突き刺すように冷たい。

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大鳥居へ戻り、参籠所の方と少しお話していると、なんと御宿の厨房から出た廃食油を頂けることになった。ありがたく注いで頂くことに。宮司の方もわざわざ本宮まで電話して問い合わせて頂く。

参籠所のすぐ隣にある仙人沢売店の方も「この車、かっこいいねって話していたんですよ。廃油はちょうど昨日処分してしまったんですよ、ごめんね」と話しかけてくれた。とてもありがたく光栄だ。

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開山しているのは秋まで。冬期には4〜5m雪が積もるという。
またいつか戻ってこよう。

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山にご挨拶をして、大鳥居の前で記念撮影をパシャリ。湯殿山を去った。

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湯殿山から月山へ

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8月30日、今日も晴れ。猛暑。

今日は湯殿山から月山の頂上を目指す。昨年の10月に来たときは、山には登らずに湯殿山のご神体を拝んだのだが、次に来る時は登山をしようと楽しみにしていたのだ。
少し遅い14時からスタート。たくさんの山伏たちとすれ違いながら、ひたすら登っていく。下りていく人はいても、この時間に登る人は他にいない。

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出羽三山の三つの山は、三世を意味する。羽黒山で現世を、月山で死後の世界を、湯殿山で生まれ変わりを体験する。
ということは、僕が今歩いているのは、未来と死後の世界をつなぐ道。たくさんの山伏たちが歩いた修験道の道。一歩一歩険しい道を登っていく。

18時、山頂へ到着。頂上は風が強く、霧に包まれていた。山小屋で20分ほどひと休み。山頂の月山神社本宮はもうクローズしてしまったので、門前で祈りを捧げる。こちらには、月読命(つくよみのみこと)が祀られているという。

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目にとまったのは、バイオトイレの建物。山頂だけでなく、8合目、9合目、にもあるそうだ。100円のチップ制。水を使わずに、微生物が混ぜられたおがくずで屎尿を分解、それを再び下ろすというもの。
 実際に便器を離れてボタンを押すと中の土がプロペラのようなもので、ゆっくりと混ぜられた。匂いもほとんどしない。山頂で水もいらない、環境への負担も少ない、こんなトイレがあるなんてすばらしい。

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あたりはどんどん暗くなっていくが、ヘッドライトをもっているので、予定通り下山することに決めた。途中、夜空を見上げると、満天の星と天の川が見えた。

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月山頂上についたときにはもう陽も落ちるところで、肌寒い風が吹き始めていた。誰もいない山頂の中で、美しく沈んでいく夕陽をみたり、折り重なるシルエットが浮かび上がる景色に見とれていた。

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月山頂上から見た夕陽

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月山頂上から湯殿山方面を見下ろす

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月山頂上から見た町の灯り

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山道を歩いている時、空には満面の星空が広がっていた

下ること3時間30分。本日の宿である湯殿山の御篭所に着いたのは、夜の10時になっていた。この晩はお風呂を頂き、汗を流すと、倒れるように就寝。

無事に登らせて頂いて、感謝。

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龍岩祭3日目 Rainbow Dragon !!

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この龍岩祭は今回で5周年を迎えるそうだ。
「ミュージシャンもスタッフも、全員がボランティア。だからみんなで楽しんでみんなで作る。それがこのイベントなんです」と五十嵐さん。様々なイベントプロデュースや音響などを行う会社を立ち上げ、5年前には地元蔵王に戻り本社をここにもった。そうしてこの蔵王でのイベントを実現させたのだそうだ。

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「みんなで楽しみながら、蔵王温泉の街を盛り上げたい。それがこのイベントの目的なんです。はじめのうちは街でやっていたんですけれど......なにせライブは音が大きいですから、怒られてしまって! それでスキー場に会場を移したんですよ。でもこのイベントが街に還元できないと意味がないですから、いろいろ思考錯誤しています」と。
なるほど、ゲストが温泉も気軽に楽しめるように、数キロ離れた街へと送迎するシャトルバスが格安の100円(寄付として100円以上も大歓迎!)で運行中。宿に泊まりたい人のために、パンフレットには温泉街の宿の値段と連絡先などの情報も記してある。
イベントは、地元皆さんの縁の下の支えがあって実現できるもの。僕は五十嵐さんや皆さんのその想いに共感し、応援したいなと思う。

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最後に、目の前にある屋台「いもや」さんから油を頂くことができた! フライドポテトやオニオン揚げなど使ったばかりのほかほかな油を25リッター頂戴する。

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揚げカスも少ないし、いい燃料になるはず!「廃油の処分に困っていたんです。逆に助かります!」と言って頂いた社長さんの樋口さん、聞けば本職は建築大工さんなのだそう。
頂いた燃料で150km以上は走れそうです、どうもありがとうございました!


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昼過ぎ、北へと急ぐ僕らは、皆さんよりひと足先にイベントを出発することにした。
五十嵐さん、皆さん、本当にどうもありがとう!また会いましょう、コラボできる日を楽しみにしています!

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龍岩祭 3日目

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Dragon Rock Night !!

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ステキなキャンドルナイト。そして2日目のステージ最後は、なんとUAのシークレットライブ! 最後は北米インディアンの子守歌を聞かせてくれた。
夜は星と月の下で、テントを張ってキャンピング。
クルマも見下ろせるスキー場の斜面で寝る。やっぱりキャンプっていいな......zzz


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龍岩祭でもBDF

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じつはこの龍岩祭にも一部BDFが使われている。僕も度々お世話になっている山形の「NPO知音」さんがBDFを提供しているとのこと。野外の発電機にも「天ぷら油で動いています」と貼られていた。そしてトイレや洗い場には、廃油から作られた石けんが自由に使えるようになっている。

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体験村というゾーンもあり、草木染めやジャンベ教室など、色々な体験クラスがある。僕は中でも「みつろうキャンドルを作ろう」が気になったので参加してみることに。
みつろうとは、ミツバチが巣の内部の六角形の部屋の壁にコーティングするワックスで、ミツバチがお腹から分泌するもの。はちみつをとった後に残るのがみつろうなんだそうだ。

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「みつろうの色や香りは、花の種類によって変わるんですよ。だから季節によっても違う。白っぽかったり、赤っぽかったり。味はないですよ」と先生はろうのかけらをパクリ! 食べてみせてくれた。口に入れても大丈夫なクレヨンとかも、みつろうが使われているのだそうだ。
みつろうはススや煙がほとんど出なくて、燃焼時にマイナスイオンを発生させる。自然界の抗生物質と言われるほど高い抗菌作用もあるとか。光自体もふんわりと優しいのだそうだ。
匂いは優しい甘い香り。みつろうはとても貴重なのだそうだが、これはとてもいい。うーむ、廃油キャンドル作りとコラボができないかな〜。

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龍岩祭 @ 蔵王2日目!

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昨日の夜遅く。蔵王の黒姫スキー場に到着した。ズンズン響く音が間近に聞こえてくる。
そう、龍岩祭にやってきたのだった。龍岩祭とは「蔵王音楽祭 蔵王龍岩祭&モズライトフェスティバル」のこと。音楽を中心とした蔵王最大の野外フェスティバルだ。

じつはこのお祭りの実行委員長の五十嵐さんは、僕が1年半前に日本一周を出発したときの代々木アースデイのスタッフでお世話になったのだった。昨年ここ蔵王でも再会していた。
そんなご縁もあり、今回連絡をすると急きょ参加させてもらうことになったのだ。
「好きなことをやるお祭りなので、周生さんも好きなことやっちゃって楽しんでくださいね」と五十嵐さん。なんと......そういうのは僕も大好き(笑)

ズンズンスチャスチャ......ライブ音が山々に響くように鳴っている。ステージは全部で4つ。ダンス天国だったり、ゆるゆる音楽を楽しんだり、当日申込みできる飛び入り制だったり......とスキー場の土地を生かして、それぞれ違うオトと空気を楽しめる。それをつなぐように屋台もずら〜っと並んでいる。四方が自然に囲まれているのがまたいい。何だかでっかい文化祭にきたみたいだ!

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僕らは本部の隣、屋台の並ぶ入り口近くに車をとめさせてもらった。後のハッチを開けてパネルも飾ってプラントを公開。ついでに燃料も精製する......と、ひっきりなしに声がかかる。

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「この機械、ビールサーバーですか!?」「このクルマはなんなんですか!」「テレビで見ました、これ本物ですか!?」......とか。バイオディーゼル燃料(BDF)を知らない人も多かった。説明すると、みんな楽しそうに驚いてくれるのだった。聞けば、皆さんの職業はさまざま。地元の方々も多かったけれど、東京近郊はもちろん遠くは北海道から来ていた人も。野外音楽祭だけあって、けっこう年齢の若い方からもたくさん声をかけてもらえたのもうれしかったな。アースデイの時にお世話になった皆さんともこれを機会に再会できたのも感激だった。

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ZAWO !

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いよいよ出発

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さて、もうこんな時間! 夕方どころか夜になってしまった。パネルを片付け、出発する。最後は吉田さんが見送りにきてくれた。

「またぜひいらしてくださいね、楽しみにして応援しています」
と声をかけて頂き、固い握手を交わした。

あっという間だったけれど、温泉宿の様々な可能性を目前にすることができ、すてきな出会いに恵まれた2日間だった。

滞在中に燃料の方も精製も進み、約70リットルの燃料がイオン交換樹脂に通す段階まで来た。ここで少しでも北海道まで走る燃料を作っておかなきゃならないので、場所を貸していただきほんとうに助かりました。


ほほえみの宿滝の湯の皆さん、ありがとうございました。

いただいた廃食油:20リットル
お世話になった方:吉田さん、梅澤さん、山口社長、旅館の皆さん。

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陽だまりハウス

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じつは昨日「陽だまりハウス」のオーナーの木下さんが車を見にきてくださって、声をかけてくれたのだ。お店ではオーガニック食材や、環境にやさしい石けん類など体に優しい衣食住のさまざまなモノを取りそろえているとのことで、こちらもぜひ伺いたいと思っていた。
「コンニチハ〜」とおじゃますると、木の温もりが優しい雰囲気の店内には、食材や飲料から小物や本まで、たくさんの体を元気に健康にするモノたち。エコ石けん&洗剤の数々にも驚いた。こんなにたくさん種類があったら選ぶのも楽しいだろうな〜。「人によって肌質や好みも違うので、合ったものを選んで頂きたくて」と木下さん。

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子供たちのプレイルームのある2Fでお茶をご馳走になりながら木下さんにお話を伺うことができた。農薬の影響をご友人が体験したり、ご自身の体と向き合ったとき、本当に体にあった優しいものってなんだろう?と考えた。そのことが、このお店がオープンしたきっかけなんだそうだ。
 息子さんとの日常の様々な出来事や、生きることってなんだろうということを、ごく自然に素直に向き合っている木下さん。短い時間だったけれど、とてもいい時間を過ごすことができた。最後は一緒にお店をやっている妹さんと記念撮影をパシャリ! お二人は見えなくなるまで手をふってくれた。またきっと、どこかでお会いできたらうれしいな。

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江戸は理想の循環型社会

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この広重美術館には、約2000点の作品を所蔵し、毎月テーマをかえて展示替えを行っているそうだ。梅澤さんが自ら館内を丁寧に案内して頂いた。
広重と浮世絵。これがまた知っているようで知らないことばかり。「歌川広重と安藤広重って同一人物?」「浮世絵って一枚いくらくらいで売られていたの?」「浮世絵の絵の具は何を使っていたの?」......などなど、質問をペラッとめくると回答の書いてある子供向けQ&A方式に夢中になった。これはむしろ大人向けでも断然わかりやすくておもしろい!!
 浮世絵を見ることで、江戸時代の人々の暮らしや生活の知恵を、細かく解間見ることができた。それは、疑問が投げかけられている私たちの現在の暮らしを振り返ったり、参考にしたりするのに、非常に役に立つことばかりだった。当時は電気もガスも当然ないから、皆がある資源を分け合って、自給自足の生活を送っていた。例えば紙の再利用や壊れたものを修理して使ったりすることも、今では「リサイクル」という言葉が使われるけれど、当時はそんな言葉もなく、当たり前に行われていたことなのだ。

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人間の欲望が大きくなり、文明も大きくなる一方で、様々な問題も抱えている。「"足るを知る"って、本当にその通りだと思うんです」と梅澤さん。うん、本当ですね、この言葉をもう一度たち返る必要があるように思う。
館内は撮影禁止のため、ここではあまり写真でお見せできないのだが......許可を頂いて唯一撮ったのがこちら。「江戸時代の屋台そば屋」を再現したもの。「みんなで作ったんですよ〜」と梅澤さん。実際に作ってみると、この移動そば屋がいかに能率的にできているかが、わかったそうだ。でも想像以上に重い。昔の人の"タフを知る"......だ。

併設されているカフェで涼みながら、もう少しお話を伺った。梅澤さんはある本を見せてくれた。それは江戸の様々な生活について書かれている本だった。「これを見たときから、私たちの美術館が向かうべき方向が見えたんです。堅苦しくてわかりづらい美術館ではなくて、ここで楽しんでもらうにはどうしたらいいか、常に試行錯誤しています」と梅澤さん。
お話がとてもお上手で楽しませてくれる梅澤さんに率いられ、浮世絵のこと、江戸時代の暮らしのこと、美術館のことも伺うことができて、とても楽しい時間だった。

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滝の湯で燃料精製

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今日もいい天気。
昨日から天童温泉「ほほえみの湯 滝の湯」にステイさせて頂き、引き続き車を展示しながら、燃料を精製している。走りながらできる精製もあるけれど、今日の作業は、電源を確保できて、地面が平らで、雨風がしのげるところがベスト。でもなかなか旅の中ではそうもうまくいかない。すべてが揃っていて広々としたこの滝の湯さんの空間は非常にありがたいのだ。

昨日は時間がなくて暗くなってしまったのだが、今日は車に積んでいるパネルを並べることに。
朝のチェックアウトの時間が近くなると、たくさんのお客様が玄関を通って、大きな観光バスへと乗り込んでいく。皆さん「このクルマは何だ!?」という目線を送りながらバスへ向かう。中には立ち止まってじっくり見ていかれる方もいる。

着物を着た女性スタッフの皆さんと少しだけお話する機会があった。みんな目をまん丸にして驚きながら「韓国には行かれましたか?」と。世界一周ではまだ韓国へは行っていないが、じつは韓国のNPOから依頼があり、来月講演をしに行くことになっている。そのことを伝えるとひとりのスタッフから「じつは私は韓国出身なんです! 私も連れていってほしいな〜!」とにっこり。こういった出会いはすごくうれしいものだ。韓国行きも非常に楽しみだ。

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......と、社長の山口さんも、わざわざクルマを見にきてくださった。このプラントの細部や、世界のバイオディーゼル事情など、説明ひとつひとつに静かに時間をかけて耳を傾ける山口社長。聞けばこちらの宿は、上から課題を出していくのではなく、スタッフが勉強したいことはどんどん自分たちで進めてチャレンジしていきなさい、という方針なのだそう。社長さん自らも忙しい合間をぬって、わざわざ時間をとって見にきて頂いたのだった。BDFの精製と利用も、近い将来さらに進化していくのだろうな。

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吉田さんと昼食をご一緒し、その後「広重美術館」へ。広重とは、かの有名な浮世絵を描いた歌川広重。じつは天童と広重は深いご縁がある。そのため生誕200年にあたる平成9年に、広重美術館が誕生したということだ。
じつは「ほほえみの宿 滝の湯」とこの美術館は同系列にあり、昨日講演に来て頂いた環境衛生委員会の一人、梅澤さんがここの学芸員をしている。ぜひともお話を伺いたい! と思い、展示を見に行くことにした。

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ほほえみの宿とBDFの関係

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今日もいい天気。すさまじい暑さが続く。が、時々にわか雨も降る。

旅は山形へ入った。

ここ山形は昨年の10月に講演をさせて頂いたり、バイオディーゼル燃料を熱心に推進されている山形市長と対談をさせて頂いたり、ご縁のある場所でもある。

じつは、山形のバイオディーゼル事情を調べているうちに、温泉宿でBDFを作られている方のブログ「縁の下の力持ち」に辿り着いた。そのブログの主は吉田栄二さん。どうやらBDFを精製し、送迎車などに使用しているという。コンタクトをとったところ、僕らのプロジェクトにも興味をもって頂けて、訪問することになった。

その吉田さんがいらっしゃる宿が、天童温泉の「ほほえみの宿 滝の湯」。
広々とした玄関に辿り着くと、BDFを担当されている吉田さんや皆さんが出迎えてくれた。同じ玄関前にとめてある送迎車を見ると、BioDeiselのステッカーが。この車でBDFを入れてゲストの皆さんを送り迎えされているのだろう。

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この日は玄関で電源をお借りして燃料を作りながら、車を展示。宿の環境委員会の皆さんへもミニ講演をすることに。そうして今晩は「ほほえみの宿 滝の湯」さんに泊めさせて頂くことになった。とてもありがたいお申し出だ。クルマを実際に見て頂くことで何か少しでも皆さんのお力添えになれればなあと思う。

さっそく3時半から末広の間にて、プロジェクターを使ったミニ講演をスタート。まだまだお忙しい時期にも関わらず、ホテルの環境衛生委員会の皆さんが集まり熱心に聞いてくださった。山形でBDFを精製する石山さん、BDFの機械を制作するトータルシステムの志斎さん、今井さんらもかけつけてくれた。
トーク内容は主に「世界一周で見てきた世界のバイオディーゼル&エネルギー事情」について。
「エネルギーリサーチをしてどの場所がいちばん印象に残っているか?」「環境を守ることに対してお金をかけられないような国々も見てどう思ったか?」など熱心なご質問がとびかった。

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この宿では、環境衛生委員会を作り、地球にも人にもローインパクトな配慮を少しでも実現すべく挑戦している。そのひとつがBDFの取り組みだ。
厨房から出る油でBDFを精製し、送迎用のマイクロバス1台&ワゴン1台、荷物などを運ぶ作業用トラック2台、農耕トラクター1台に使用している。
主に年間8000リッターを作る。うち5000リッターはBDFとして車両に使用。残り3000リッターはボイラーなどに使用するそうだ。
「厨房から出る油の量はお食事のメニューによっても違いますから、思わず多く出る日も、逆に少ない日もありますが、ほぼ2日に一度は精製する作業量です」と吉田さん。

その厨房から出た油を、ありがたいことに少しわけて頂いた。この油がきれいで、上品な香りが漂っていた。有機野菜を中心とした体に優しいメニューにこだわりをもたれているからだろう。廃食油も、作る人や調理する人の心が、そのまま表れるものなのだ。

吉田さんをはじめ、スタッフ皆さんにその油を注いでもらう。「実際の作業や続けていくことは地味で地道なものですが、このクルマに出会って勇気をもらいました!!」とうれしいご感想を頂いた。

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施設管理課の主任を務める吉田さんは、この宿のBDF精製を一任されている。BDFの精製現場を案内してもらえるとのことで、見せて頂くことに。
厨房で使われた油はポリタンクで1箇所に集められ、2日に一度、精製機を回してBDFを作る。精製機は1バッチ100リッターの、トータルシステム社製。触媒はメタノールと、水酸化ナトリウムを使用している。水洗浄を行い、静置は約1時間。最後は1ミクロンのフィルターを通して完成だそう。
「朝作れば夕方には完成します。ホテル業務の合間に作業していますから、タイマーが鳴ったら精製機の所に戻って......を繰り返します」と吉田さん。

 BDFを始めたのがちょうど2年ほど前。社長にBDFを作ってみないか、担当してみないか、と言われたのがきっかけ。それ以来、トータルシステムに通って勉強し、試行錯誤して作られているそうだ。「やってみたら楽しくて仕方ないんですよ! その日の油によって反応具合が違って本当におもしろいんです」と吉田さんは笑う。

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この宿では、ゲストの健康はもちろん環境へ配慮する取り組みがさまざまなされているという。例えば料理の食材。自家農園で栽培した無農薬有機野菜を作り、天然調味料を使って調理している。「お客様に新鮮かつ、体と自然に優しいお野菜を食べて頂きたい」という社長さん自らの強い意志で、約15年前から栽培を開始。現在では2000坪以上になる敷地で、無農薬野菜を作っているそうだ。

さらに残飯は堆肥にしてこの農場へ。BDFの精製過程で出るグリセリンは、発酵促進のため一緒にコンポストに入れて堆肥づくりに利用。農場のトラクターにはBDFを使用している。
こうして循環型有機農法を実現させているのだ。同じくこの有機栽培で、オリジナルワイン「陽だまり」も作っている。この自家製有機ワインがフルーティで飲みやすいと評判なのだそう。僕はお酒が飲めないのだけれど、聞くだけでもとても美味しそうだ!

気になったのは、残飯の生ゴミから出るメタンガス。数百人が集まる宿だから、一般家庭の比にならないほどの相当量のガスが採取できるはず。メタンガスで電気を作る事ができるので、うまく利用できれば、もっと循環の輪が大きくなるんじゃないかな、なんて思ってしまった。

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施設をご案内頂いた後は、無農薬有機野菜を使った夜ご飯を頂いた。余分な味付けは削いで、その食材の旨みを生かした味付けは、とても優しくて美味しいものだった。

夜はゆったりと温泉につからせて頂いた。じつはそのお風呂でも環境への配慮がされていた。母なる最上川や海をきれいにしていこうとの思いから、石けん類は環境に配慮したものを置いている。お部屋の使い捨てのアメニティも極力減らし、プラスチック製品のゴミの軽減にも尽力されているそうだ。

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皆を癒す温泉宿。そこは、さまざまな人が集まる交差点でもある。体にも地球にも優しい施設であるなら、もっともっとたくさんの人が集まってきて、輪がどんどん大きくなるように人の気持ちにも影響していくのではないかな。

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晴れ、今日も猛暑。
バスコファイブは長野を離れ、新潟に入った。今日はBDFを精製し公用車へ利用しているという新潟市環境部の方にお話を伺うのだ。熱風が吹くような猛暑の中、待ち合わせの北区役所へと向かった。

僕らを出迎えてくれたのは、新潟市環境政策課の高橋さん。
ここ新潟市では、平成17年からBDFの精製と公用車への利用を始めたそう。元々は学校給食の油を再利用しようという声に始まり、菜の花を育てて油を絞り廃油を再利用する「新潟菜の花プラン」へと広がっていった。
 現在は精製したBDFをパッカー車やマイクロバスなどなんと39台もの公用車にBDFを使用している。実際に見せて頂いた車両は、北区区民生活課で使用している小型貨物車。同課の斉数さんは「とくに軽油に劣らないと感じています。油の匂いは始めは意識したけれど、慣れのようですね」と。運転手の杉野さんは「普通のディーゼルとかわらないですよ」とのこと。

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写真左:新潟市環境部 環境政策課環境企画係の高橋さん、新潟市北区役所区民生活課の斉数さん
写真右:運転手の杉野さん

近くにBDF給油スタンドがあるとのことで、見に行くことに。車一台分の駐車スペースだ。万が一BDFがこぼれてしまったときのために、溝で囲まれている。ここ北区のスタンドでは約2000リッターをストックして給油できる。
このようなBDFスタンドが新潟市には、北区、中央区、西蒲区、東区の計5か所に設置されている。「地域によって使用量がばらばらなんです。この北区は元々いちばん始めに給油所を作ったこともあって、BDFの使用循環もいいんですよ」と高橋さん。ちなみに公用車の半分はこの北区の所属なんだそうだ。

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油の回収......民間へ委託している。回収場所は昨年57か所だったのだが、今年はなんと自治体の参加もあり2倍の120か所に増えたそうだ。だが、課題もある。
「回収場所は増えたんですが、公用車の数は年々減っているんです。コモンレールにはBDFは向きませんから、使える車も限られていますから。BDFの有効利用をもっと考えたいと思っています。それから学校給食では米ぬか油を使っていますが、冬はかたまりやすくて使えないんですよ......」と高橋さん。

コモンレールのこと。じつはコモンレールは噴射ノズルがつまるという声を聞くのだが、じつは問題ないという話も聞いている。コモンレールにBDFを使えるか否か、よいか悪いかはわからないし、まだまだ調査が必要だと思っている。

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写真右:有限会社 日本海興産の渡辺さん

BDFの精製......新潟市のBDFを精製しているのは「有限会社 日本海興産」さん。高橋さん案内の元、聖籠町へと向かった。お話を伺ったのは、事務局長の渡辺さん。僕らのプロジェクトを説明すると、非常に興味をもって頂き、「BDFを使った車の状態は?」「1年間にどれくらいフィルターを代える?」......などと専門的な質問をバンバン熱心に頂けて、非常にうれしかった。

ここ、日本海興産さんは、主にバキュームでのし尿くみとり、マンホールポンプ点検などを行っている。しかし下水道の普及に伴い仕事率も減少気味に。その機会に、より資源を有効に使えて、地球に優しくCO2削減にもなるBDFに注目し始めたという。
「いちばんの心配は車の不具合」と渡辺さん。やはり未だはっきりと解明されていないコモンレールとBDFの関係は、皆さんどこでも心配されているようだった。

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プラントは、セベック製をベースに、新潟にて個人で作られたという精製機を使用。それはタテ回転の流れが起こるように、タンク内面にひだを入れて工夫されたもので、よりスムーズに完全反応に近付けけようとするオリジナルのものだった。以前熊本で見たことのある、200リッターの改造された精製機に少し似ていた。フィルターは1ミクロン、検査を重ねてクオリティを地道に上げてきたそうだ。
現在は「1日に2.5回まわしていますが、それでも間に合わない。夜中までかかることもあるんです!」とのこと。この施設内でも回収車やバキューム車など3台にBDFが使用されていて、丸くてかわいらしいステッカーが張られていた。

廃油の回収からBDFの精製まで、それぞれの企業や団体が思考をこらして壁をひとつひとつのりこえて作っている。それだけ手間もかかるものだ。しかし「やらないことには意味がないですよね!」と熱く語ってくれた渡辺さん。最後はバスコファイブをバックに記念撮影をパシャリ。僕らの活動にも共感して頂いたようで、お会いできたよかった。

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ゆったりとした時間が流れる

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今日も晴れ、いい天気。
昼過ぎまであれこれとパソコン作業をする。カタカタと手を動かしているうちに、何だかいい音色が聞こえてきた。シュウ君とシホさんのそよ風みたいなギターセッション、とっても気持ちがいい。
旅の途路にいるシュウ君は、じつは音楽を作っている。力をゆるゆるとほぐしてくれるような、自然にある音のよう。そんな彼の紡ぐ優しい音が僕らは大好きだ。

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......と、ほんやらの玄関に赤いポリタンクいっぱいの廃油が!じつは宿の管理人のひとり、ひとし君が知人から20リッターの油をもらってきてくれたのだった。油の主は八坂の舟場にある温泉付きレストラン「さざなみ」。ちなみに20リッターと言えば、160km前後は走れる量。なんと、うれしいなあ。ひとし君、さざなみの皆さん、どうもありがとう。

ちなみにこの「ほんやら洞」は八坂の菖蒲あたりにある。里山の美しさを抱え、ゆったりとした時間が流れている。ひっそり営業している秘密めいた古民家ゲストハウスだから、ご縁がある人はきっと見つけられるんじゃないかな。

 やっとこさパソコンを終えると......おっと、もう夕方前の時間。油を協力してくれるところがあるそうなので、出発した。

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 向かったのは大町・木崎湖畔にあるスパ&リゾート施設「木崎湖 ゆ〜ぷる」。施設内のレストランで使用した廃油を頂けるという。
「混雑模様にもよるけれど、廃油は週に一斗缶が2缶分ほどでる」そうだ。ここの油は、2週間ほど前に訪問した「NPO地域づくり工房」が回収しているとのこと。
 さっそく油をこす作業を開始。施設の部長さんである中沢さんにも廃油を注いで頂いた。とてもいい状態の廃油で、油カスも少なかった。きっと体にも気をつかって料理をされているに違いない。

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 シホさんJrのユイとニイナも廃油の注入に挑戦。小さな身体にはメスカップがやけにでっかく見える!妖精ちゃんに注いでもらってるみたい。「カメラのほう向いて〜」と声をかけても......反応なし。こぼしてはならぬと、注ぐ表情は必死! もちろんシホさん、ミチコさん、シュウくんにも注いでもらった。うれしいな。
全部で40リッターを頂く。中沢さん、皆さん、助かります、どうもありがとうございます。

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次は友人の皆さんが集っているとのことで、山の中へ。森に包まれた山道をのぼっていくと、一軒のログハウスに辿り着いた。......と、すぐに元気のいい方々に囲まれた。細かい質問をたくさん投げかけてくれたのは、荒山林業を営む荒山さんご夫妻。自然に関わりながら山林を維持していこうと様々な活動を続けているという。荒山さんの奥様は、なんとA級ライセンスもお持ちだそうで、ラリーや旅話、機械のことまで、熱心に質問して頂いた。先ほど油を頂いた施設・ゆ〜ぷるを紹介してくれたカヨコさん、さらには信州大学教育学部の学生さん、教授の渡辺さんもいらしていて、車が賑やかな顔ぶれに包まれた。
出発の時間が近づいていたので、あまり長くはお話できなくて残念だったけれど、皆さんとまたお会いできたらいいな。

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いつの間にか真っ暗闇。時間が遅くなってしまったので、ここでシホさんファミリーとはお別れだ。シホさん、3日間僕らをいろんなところへ連れていってくれて、たくさんの人との出会いを導いてくれて、どうもありがとう! 作ってくれたご飯もとっても美味しかったよ。ベジカーの生命力、すごかったネ〜。またNewベジカー見にくるからね。ミチコちゃん、美味しいご飯と楽しい時間、キラキラな笑顔をどうもありがとう! シュウくん、すてきなギターの奏でをありがとう!
ユイ、ニイナまた会おうね。じつはこの日、学校に行っていたレンタとは会えず、お別れも言えなくてとても残念だった。レンタ、次は油を絶対注いでね!また会うそのときにはSax演奏聞かせておくれ、その時はどれくらい背が伸びているんだ!?

......さてさて。みんなから元気も油も満タンにもらったことだし。

GO NORTH! 北へ向かって走るぞ〜!


ゆーぷる
http://www.yupuru.co.jp/index.html

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今日から秋!?

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ほんやら洞に戻ると、みんなが待っていてくれた。なんと今日は天ぷらを作ってくれていたのだった。みんな〜遅くなってごめん!大根おろしがのった天ぷら。その味は格別だった。

本田さんが帰り際「今日、秋だなって感じたから......今日から秋にしま〜す!」とにっこり叫んで帰っていった。うん、たしかに。暑いけれど、もう秋の気配を感じる。空だったり雲だったり、山の景色だったり。自然とそういうものを感じられるって不思議だね、そういうのっていいな。

ほんやら洞の灯りは今日もまだまだ消えそうにない......。

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ミワポタリー

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池田町の山の中で車をとめて、緑に包まれた山道を少しくだっていく。すると、ひとつの蔵が現れた。「こんにちは〜!」と出てきてくれたのは、小柄な女性と、お目々がクリクリな娘さん。ここはミワさんという陶芸作家の工房「ミワポタリー」だった。蔵の1階は工房で窯も置いている。2階は最近整えたというギャラリー。床の木に塗った柿渋の香りがほのかに漂う優しい空間だった。さりげなく展示してある陶器は、どれも素朴でひとつひとつにミワさんの手で息吹がこめられている、そんなすてきな雰囲気が漂う作品たちだった。
 その奥まったところにあるミワさんのお宅は、日本昔話に出てくるお家だ。どこかアジアのリゾートを思わせる造りで、天井が高くて窓も広い。聞けばこの家は元弓道場だったのだそうだ。

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 季節の野菜を使ったパエリアをご馳走になりながら、ここでの暮らしのこと、これからのこと、やりたいことなどたくさんお話をした。ミワさんは僕と似たような感覚をもっている方で、色々と通じるものがあってうれしかったな。娘さんの日和子ちゃんはヒナコちゃんと読む。湖畔で見てきたという「キノコタウンの物語」をたくさん僕たちに教えてくれた。僕たちもいつか見られるかな!?

ミワさん、ヒナコちゃん、ヤーマン、どうもありがとう! またお話したいですね。今度は陶芸にもチャレンジしたいな。ヒナコちゃん、すてきなプレゼントをありがとう、大切にするよ。

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Electronica Love

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シホさんの案内で八坂周辺の様々なところを見にいく。空き家になっているところとか、景色のいいところや畑。そうしているうちに、ある人の住む家に導かれた。長野の古民家に暮らすミュージシャン・写真家のティムさんとマユさんだ。
突然の僕らの訪問、しかもお休み中だったにも関わらず、お二人は僕らの活動に熱心に耳を傾けてくれ、とても温かく共感してくれたのだった。ティムさんは日本語がとても上手。「僕と同じスピリットをもっているよ!」と言って固い握手を交わしてもらえたのは本当にうれしかった。初めて会うとは思えないほど、すばらしいご縁を感じた出会いだった。

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ティムさん、マユさん、どうもありがとう! 突然ごめんなさい。お二人とはまた近い未来に、一緒に繫がっていくような気がしています。その日を、再会できる日を楽しみにしていますね!

ティムさんとマユさんはいつまでも笑顔で手を振って見送ってくれた。別れ際に頂いた二人のCDをかけながら車を走らせた。「electronica Love」。緑に包まれた山の道を、ズンズンと響くように気持ちよく走ることができた。

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八坂 no1日

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今日も晴れ。いい天気だ。

夜が遅いので、ちょっぴり(!?)朝寝坊してしまう。いかんいかん〜

朝ご飯を頂いていると「コンニチハ〜」と若いご家族が登場。聞けば、この近くに住んでいる由朋さんファミリーさん。ご飯を一緒に食べながら、しばしお話することができた。
旦那さんの由さんは縄文気功を。奥様の朋さんはリーディングやエサレンボディワークなどをされている。近くの古民家を改装して「古民家わくわくDo」と名付けて暮らしながら、二人のワークを体験できる場となるように日々邁進中だそうだ。お二人は即興演奏のユニットも組んでいて、演奏をしながら転々と旅をしたこともあるとか。その演奏場の中に、僕もとても馴染み深いカフェもあって、大いに盛り上がった。 即興演奏では、小さな鼓波ちゃんは「合いの手」で家族3人で演奏するそう。ぜひ聞きたいなあ!
由朋さん、会えてとてもうれしかったです。次にお会いできるときは、朋さんはどんな電気自転車に乗っているのかな!?

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昨日「ほんやら洞」のオーナー・本田さんが「明日八坂オフロードでちょっとした走るミーティングがあるからよかったら来ませんか?」と声をかけてくれた。それはぜひ!と行ってみることに。向かったのはゴール地点。いるいる、トランポが並んでるぞ〜。汗だくで走り終えたライダーが木陰で涼んでいる。

......僕の原点はバイクで走ること。20代の頃、死んで悔いの残ることと言えば「バイクで好きなだけ走ること」だけだった。だから大学を辞めてバイクをもって1人でサハラ砂漠へ行った。今もその気持ちはかわらなくて、大好きなバイクに乗ることが僕の癒しだし、あらゆることを教えてくれる。
 このバイオディーゼルカーのプロジェクトをはじめてからは、さすがに車のプロジェクトゆえに乗る機会が減ってしまったんだけれど、やっぱりバイクを見るとうずうずわくわくする。

 会場をぐるりと回っていると......「周生さん!」と僕を呼ぶ声。あれれ、昔海外ラリーなどで会ったライダーたちじゃないか。こんなところで再会するとは思ってもみなかった。いや〜懐かしいぞ!

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 ここ八坂オフロードミーティングのミニオフロードレースは、もう21回を数えるそうだ。「人がいなくなる村を、一時でも賑やかにしてくれて、ライダーが頭を下げてすれ違ってくれる。そう言って村人も楽しみにしている人々が多いんですよ。アットホームに開催しています」と実行委員長の田中さん。
 もちろんさまざまな人が暮らしているのだから、バイクが好きじゃない人もいるかもしれない。しかし「村で楽しんでもらって村を知ってほしい」と村人が手作りでレースを開催する。ライダーも走らせて頂けることに感謝してルールを守って走る。お互いを助け合い、リスペクトし合って毎年開催されている、すばらしいレースだなと思った。また来年の開催も楽しみだ。

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うん!? 何だかシホさんの様子がおかしい!?  じつは彼女はバイクや車で放浪するのが大好き。見ているうちに、今にでも飛び出してしまいたい〜とウズウズわいてきてしまったごようす(笑)。じゃあ、未来のベジカー探しにと、トランポ(バイクを運ぶクルマ)を見にいくと、すてきな1台を発見。広さも万全で、棚や配線も自分で行ったとか。持ち主は優しい顔の保育士さん。あれこれと質問に丁寧に答えてくれた。お名前は聞かなかったけれど、保育士さん、どうもありがとう。

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ほんやら洞

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今日はまだまだ終わらない。今晩はゲストハウス「ほんやら洞」に泊まることに。ほんやら洞とは、長野の八坂にある古民家で、ゲストハウスとして門を開いている。オーナーは地元で農業を営む本田さん。シホさんを始め3名で力を合わせて共同経営を行っている。

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 今日は旅人のしゅう君お手製の美味しいお好み焼きでカンパーイ! その後は僕のプチスライドショーを見て頂いた。なんと贅沢なビックスクリーンを間近に。夜も遅かったのに、みんなに喜んでもらえたようでうれしかった。

盛りだくさんな楽しい一日だったな。
また明日も何があるか、楽しみだ......zzz。

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ヘリカワショップ!?

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シホさんのご友人、湖畔にある「ヤマザキショップ ニシ」へ。ここはCS放送でヘリカワショップや緑川商店として登場した有名なお店なんだそう。お馴染みのヤマザキショップなのだが、店内でおそばやおやきも食べられる。店長のニシさんをはじめ、皆さんとっても温かいお人柄で迎えてくれた。小学生のお譲さんは「この車が世界を走ってきたんだ〜いろんな国の言葉で声をかけられたんだね〜」と車を何度もナデナデと。皆さん総出でスイカやおやきをご馳走してくれ、油も注いで頂きました。いやいや、うれしいな!さらには「お隣にも声をかけましょう」と、かけあってくれた。

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お隣のレストランは「びすとろ みぃ〜や」。木の温もりに包まれたアットホームなビストロ的なお店。オーナー・シェフはさとうさんご夫妻。実際に車を目にすると、とても驚いた様子で「どうぞどうぞ!」と快く廃油をご協力頂きました。さとうさんにも注いで頂きながら、記念撮影をパシャリ。時間がなくて食事もできなかったのだけれど、いつか立ち寄りたいなと思うすてきなお店だった。

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「ヤマザキショップ ニシ」のニシさんや皆さん、「びすとろみぃーや」のさとうご夫妻、本当にどうもありがとうございました!

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恐竜はいりま〜す

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木崎湖でボートに乗ることになった。大型の足こぎボートを30分。乗るのはスワンちゃんではなく、恐竜号。「恐竜はいりま〜す」のかけ声とともに、乗り込む僕ら。思わずどぼんと飛び込んでいく州(シュウ)くんとレンタの2人、ひとりはマッパだ。ウン、男らしいぞ! この湖はとてもきれい浅いところは湖底がすけてみえるほどだった。

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原始感覚美術展

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 昨日の夜遅く長野の目的地に到着。西丸震哉記念館に併設されたゲストハウスだ。ここに来たのは、シホさんご家族を訪ねた。シホさんファミリーとは過去数回会っている。熊本で2度。そして半年前に長野でも。そして今。相変わらず元気な子供たちにまた会えてうれしい。レンタ、ユイ、ニイナ、みんな大きくなったなあ!それに今回は夏休みでいらしているというシホさんの妹、みちこさんも一緒でとても賑やかだ。

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この夜、寝かせていただいたのは泥絵の間。身の回りのものを用いさまざまな形でドローイングを続ける淺井裕介さんが描いた「淺井の間」。なんだかお伽の国に入った体験だった。

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 朝ご飯を頂いた後は、シホさんが「湖畔の原始感覚美術展」を案内してくれることに。今日も天気がよくて暑い。木崎湖の輪郭にそって対岸へ向かう。車を止めて歩いていくと、そこは自給自足の「虹の家」。現在4名で暮らしているという。湖が見下ろせる斜面に建つお家は眺めもすばらしかった。

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 シホさんはここでおもしろい車の展示をしている。素朴でかわいらしいペインティングがされた軽トラック。その荷台には、なんと緑の草花がすくすくと育っている。名付けて「ベジカー」!!

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たくさんのハーブはもちろん、キュウリやピーマン、ししとうも実っていた。キュウリを収穫させて頂いたのだが、これが太くて立派! 美味しい証拠と言われるキュウリのトゲまでしっかりとついている。多種多様な種類の植物たちが隣り合っているにも関わらず、こんなにも元気に育っているのが不思議だ。しかも車の上で!これには本人もビックリしていた。人から愛情たっぷりに育てられ、たくさんの人に"見られている"からかな〜。
ベジカーで採ったハーブで作ったお茶は本当においしかった。「このベジカーで旅をしながら、カフェをやれたらいいな〜」とシホさん。今はまだ課題もたくさんあるそうだが、近い将来きっと叶うに違いない。

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 この「湖畔の原始感覚美術展」では、蔵に展示された写真展、草原に現れるちゃぶ台空間、鏡の林立......など、他にもおもしろい展示を見ることができた。この美術展は8月いっぱい見られるそうだ。

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仙人の山に、テルミンの里

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数日前に箱根でお会いしたテルミン奏者・やの雪さんとサウンドプロデューサー・赤城さん。お二人は近年、縁あって田舎に越してきたそうだ。音楽家歴はもう20年以上。作業場でもある広いリビングには、シンセサイザーやギターのほかに、見たこともないような楽器やスピーカー、オブジェが並んでいる。ふと窓の外を見ると一面緑。とても居心地のいいすてきな空間だった。

もう何年も前から雪さんとやり取りをしていたが、実際にお会いするのは箱根が初めて。このバイオディーゼルアドベンチャーのプロジェクトのことは知っていて、もし近くを通過するときにはぜひ寄る様に言われていた。その素敵な場所と落ち着いた空間で疲れを取らせて頂くことにした。

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雪さんは、約15年前にテルミンと運命の出会いをして、その3週間後には「白鳥」を演奏していたというからすごい。気持ちのいい波動に没頭し、8時間近くも弾き続けていたこともあるそうだ。いくつものテルミンの中から見せてくれたのは、雪さんが敬愛をもって「てるじぃさん」と呼ぶ、真空管を使ったとても貴重なRCAテルミン。これはなんとレフ・セルゲーヴィチ・テルミンが80年前に自ら作った貴重なものだ。

その優しくて深い音色といったらすばらしいものだった。ちょっぴり僕も少し手を振らせてもらったのだけれど......なんて不思議な楽器なんだろう!

聞けばフリーダイバーのジャック・マイヨールも、雪さんとテルミンに出会っていた。同じ波動をもつ者同士、話をせずともすっかり息が合ったのだという。彼が亡くなったとき、このテルミンで弾いたレクイエムを捧げたのだそうだ。ジャックからもらったというブルーのタオルが、テルミンの上に優しくかかっていた。

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雪さんとテルミンのすばらしい世界を曲として生み出すのが、サウンドプロデューサーの赤城さんだ。赤城さんがテルミンのために作った曲を聴いて、僕は心を打たれた。
その80年前に作られた真空管のRCAテルミンの音色は、電子の音ではなく人の声に聞こえる。そして、その声に息継ぎがないので、人を超越した神の領域の音とつながり、音の波動も、あの世の世界へ引き込むような妖艶な響きを持つ。
聞かせて頂いた赤城さん・雪さんのCD「eyemoon 〜やの雪 and Aeon〜」は、電子古楽器のテルミンに中世の古楽器を使って、さまざまな世界を見せてくれる。中でも「Song For The Death」はぜひ聞いて欲しい。

ここは時間の流れが違うんじゃないかな!? と思うほど時間はあっという間に過ぎていく。最後はフライパンから油も注いで頂いて記念撮影をパシャリ。

赤城さん、雪さん、とても楽しい時間をありがとうございました。またぜひお会いしてお話したいですね。次回のコンサートも心待ちにしています。

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7月に撮影したフリーダイビング世界選手権のスライドショーに合わせて、バックに流す曲を作っているところだ。慣れない曲作りをしていると、映画音楽を手がけるベテランの赤城さんが直々のアドバイスをしてくれた。音の組み合わせ方のコツを教えてもらったり、水の中の音も即興で作って頂くなどお世話になりました。今曲作りを頑張ってるところですよ〜

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左は、「eyemoon 〜やの雪 and Aeon〜」のCD。写真右は、RCAテルミンの音色はやはり80年前に作られた同世代のスピーカーがやっぱり相性がいいようだ。CDに録音する時にそのテルミンの音域はすべて収録できないそうだ。やっぱり生のRCAはすごい!

ゆきさんのHP...... http://www.yano-yuki.com/
eyemoonのHP...... http://www.jvcmusic.co.jp/theremin/index.html
テルミンとは?...... http://www.jvcmusic.co.jp/theremin/whats/index.html

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ノンちゃんとミチくん

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長野にある古民家を自分たちで手直しして暮らすノンちゃんとみちくん。ノンちゃんの作った美味しい朝ご飯を頂きながら、さっき夜勤の仕事から帰ってきたばかりのミチくんと話をすることができた。

ミチくんは昨日見た「木と人のカフェ」をデザイン・建築した大工さん。それは素晴らしい建物だったので、僕は話ができるのをワクワクと心待ちにしていたのだ。
彼らのハイエースの後部をのぞくと、底上げして木が敷いてある「ここで寝ながら車で旅をしたんです。ベニヤ板と違って無垢の木は香りも違うし、体にやさしいパワーがあるんですよ」とミチくん。今は仕事をしながら自分の手で家を建築中だそうだ。その家を見せてくれるとのことで案内してもらうことになった。

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まず、ミチくんの師匠さんのところへ。広いスペースに丸太で制作中のログハウスが現れた。じつはここに建てているわけではなくて、ここで組んで、木同士を合わせていく。そうして組み合わせを作ってから解体して、別の場所で組み立てる。なんと1mm以下の世界だそうだ。チェーンソーをブンブン鳴らして木を切っていく姿はさすがサマになる!

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次は菅平高原にあるプチホテルゾンタックへ。どこも木を生かした造りに目を奪われたのだが、驚いたのは地下のスペース。地下とは思えないほどすてきな別世界だった。木の良さを十分に生かしたナチュラルな空間は、まるで妖精たちの家のよう。
そこから緑の中を歩いて、急傾斜の屋根をもつ合掌館へ。ここは古い合掌造りの建物の木々を集めて造ったという。中へ入ると、その見事で贅沢なこと!! ホール級のスペースに、太い柱木が何本もはりめぐらされている。木の曲がった部分もそのまま生かされていて、迫力もすごい。デザイナーの鶴丸さんは、ミチくんが慕う師匠さん。この合掌館が建築中のときにここを見て、心を奪われたそうだ。じつは最近あまり使われていないというからもったいない! この空間は癒しと力を与えてくれるに違いない。コンサートにもいいんじゃないかな。いろいろと想像が沸いてしまった。

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さっそく、ズンタックさんの厨房からいただいた廃食油を裏の資材置き場を使って濾させて頂く。濾すのにけっこう時間がかかっているとミチくんが手伝ってくれた。濾す作業ってけっこう職人的な感覚なのか、ミチくんの手さばきがなかなか板について馴染んでいた。


ミチくんとノンちゃんが造るのは、すべて手作りの家だ。「エネルギーを循環できる家にしたい」とミチくん。柱を自然石の上に乗せた木造建築だ。まだ柱しか建っていないが、きっとすばらしい家になるに違いない。

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そして油も頂いた。ズンタックさんから20リッター。二人の友人であるコロッケ屋さん「ちょっと屋」さんから20リッター。こんなにたくさん!ありがとうございました。

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結局1日お付き合いしてくれた2人。ろくに睡眠もとっていないのに、せっせと僕らのために一緒に駆け回って、油をこすのも手伝ってくれた。心にジンと来た1日だった。


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ノンちゃん、ミチくん、どうもありがとう!

しそ梅おにぎり、めちゃうまだったよ!

また会おうね。

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木と人カフェ

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のんちゃんに案内してもらって、次に「養生園」の「木と人カフェ」へ向かった。
聞けば誰もが口を揃えて「本当にすばらしい建物だ!」と絶賛する。どんなデザインなのだろうと、とても楽しみにしていたのだ。

迎えてくれたのはオーナーの福田さん。「材木はこの敷地に生えていた松などを使っているんですよ」そう案内された建物は、広大な森の中にあった。木の形や枝もそのまま生かしたカフェ&ホールで、2年の歳月をかけて作られたという。

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窓からは山々の緑がよく見える。手作りの家具や水場のタイル、ロシア式暖炉ペチカ。木の温もりにあふれた建物全体が、優しく僕らを包んでくれるようだった。すばらしい癒しのパワーをもつ建物だ。

福田さんがオーナーの「養生園」は、生活習慣を変えることで、自分の体のもつ自然治癒力を高めていくことを目的とした宿泊施設。心身共に健康になることを目指して、豊かな緑と自然に添った建物で過ごし、オーガニックな自然食を頂く。この「木と人カフェ」は、そんな養生園に宿泊するゲストが利用できるのだそうだ。

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福田さんは僕の活動や今までの旅路について、じっくりと耳を傾けて頂き、施設の夕食までご馳走してくれた。作ってくれたのは、のんちゃんのお友達。とても美味しいメニューに感激してしまった。

福田さん、養生園の皆さん、突然の訪問にも関わらず温かいおもてなしをありがとうございました。またぜひ今度は宿泊を体験したいなと思います。

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......ここ長野で過ごす日々は、とても刺激的だ。気持ちのいい暮らしってなんだろう? 心や体を元気にしてくれる建物や食べ物ってなんだろう? そんなリサーチを続けてきたバイオディーゼルでの旅に、とてもすばらしいヒントを与えてくれる場所ばかりだ。

今日はのんちゃん宅に泊まらせて頂く。明日は「木と人カフェ」をデザインした青年に会えそうだ。楽しみだな。

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臼井さんと分かれて、松本周辺のカモシカスポーツへ、注文していたキャンプ道具をとりに行く。その後、のんちゃんと再会した。のんちゃんとは日本一周を初めてから、各地で2度会っていて、これが3回目。今は長野に暮らしていて、案内をしてもらえることになったのだ。

まず向かったのは長野県・大町市の「NPO地域づくり工房」。市民のための仕事おこしなどに関して、積極的な活動を続けている市民団体。環境カウンセラーでもあるスタッフの太谷さんとは、昨年の講演でもお会いしていたのだった。

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このNPOではスキー場跡地に菜の花を植えて美味しい「菜の花オイル」を作っている。さらに4年前から廃油を集めてBDFを精製、市のパッカー車に使用。そこで出る油カスは、地域ブランドの地鶏「信州黄金シャモ」に食べさせている。こうして資源を地域で循環させているという。今後は副産物であるグリセリンも堆肥化させる予定だそうだ。
商店街でのショッピングやイベントで使える地域通貨"アルペン"も導入するなど、地道な活動が評価されて、他地域の行政からも視察が来ることもあるそうだ。

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中でもとくに僕が興味深かったのは、水力発電についての取り組み「くるくるエコプロジェクト」。研究者である川上博さんを顧問に、らせん型の水車を研究。オール電化住宅と組み合わせた省エネ住宅で実験を重ねている。らせん型の水車であれば、ごみがつまってしまうトラブルもなく、低速回転なのでゆっくりでもパワーを受けることができるという。これは近々ぜひとも見てみたい!

BDFを担当している中村さんの案内で、精製場を見せて頂くことに。NPOの施設から車で10分ほど走ると、一斗缶の積まれた小屋に辿り着いた。......と、隣を見ると、何やらとってもすてきな家が! 大きな窓、天井にある木の梁、玄関にあるチェーンソーアート......などなど、僕らはひと目で釘付けになってしまった!
聞けばここは中村さんのお家で、ご自身は建築士。自らデザインを手がけたのだそう。僕らは図々しくもカメラを片手に家の中へ......。とってもすてきな家に、感激してしまった。

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BDFの精製場は、その中村さん宅のすぐ隣にあった。機械はセベックのもので、100リッターを一度に精製できる。中村さん自身がアーティスト性のある方で、一斗缶の積まれた建物は、不思議な雰囲気を醸し出していた。工場というのは、作る人がそのまま現れるものだなあ、としみじみ。中村さんはBDFに関して、色々と疑問があると言って、悩んでいる様子だった。思考錯誤されているようだが、聞くとできあがったBDFを検査に出していないので水分が多いのか、グリセリンが多いのか、わからないので次の手が打てないということ、BDFの温度が下がると白いラードのようなものが沈殿するようなので、遠心分離器などを使った丁寧な前処理が必要ではないか、などいろいろ話をさせていただいた。

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中村さん、すばらしいBDFをこれからも作り続けてくださいね。応援しています。NPO地域づくり工房の皆さん、快くお話を聞かせて頂いて、ありがとうございました。次回またお話を聞かせてください、そして水車もぜひ拝見させてください!

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今日はシャロムを出発する日。スタッフの皆さんとバスコファイブを囲んで森の中で記念撮影。僕らの車が見えなくなるまで手をふって送り出してくれた。

その後、向かったのは臼井さんが手がけるもうひとつの宿「シャンティクティ」へ。ここもまた臼井さんの知恵とアイディアがふんだんに盛り込まれたすてきな宿だ。
「屋根に棚田を作っているんですよ。3日間かけて土を運んだんですが......豪雨で流されてしまいましたよ! ははは〜」と臼井さんは笑う。屋根の上に土を運んでお米を作ろうだなんて、なんとすごいパワーだ!

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「これ、すごいんですからアジアで広めてくださいよ!」と見せてくれたのは、お米のもみ殻で炊けるお手製のご飯炊き機。これももちろん廃材のペール缶で作られたものだ。さらに、木の温もりにあふれるすてきな建物には、エコ冷蔵庫、コンポストトイレや、もみ殻ストーブ、ひとつで何役も担うかまど、ティピからヒントを得た温室などなど......。敷地内には、お金を使うのではなく、知恵を使ったクリエイティブな道具の数々が満載で、楽しいこと!

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ひとつひとつ丁寧に案内してくれる臼井さん。その愉快でパワフルな人柄もとっても魅力的。だからこそ多くのゲストがまた来たいなあと心から思うのだなあと関心してしまった。

臼井さん、スタッフの皆さん、温かいおもてなしとたくさんの廃油を、本当にありがとうございました。

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シャロムヒュッテ2日目

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朝6時起床、晴れ。早朝ヨガに参加して体をほぐす。今日もいい天気だ。
7時からは楽しみにしていた臼井さんのエコツアーに参加。この宿や施設のこと、取り組みなどひと通り知ることができる、朝一のツアーだ。

この施設には自然と共に生きる、さまざまな知恵が盛り込まれている。子供たちが自然の中で学んでいくシュタイナー式森の野外教育、メタンガス発酵やWVO(廃食油を直接エンジンに投入して車を走らせるやり方)といったエネルギーや廃材のリサイクルと循環活用。そして農法についてなどなど。臼井さんが提案する"暮らし"のノウハウは、じつにさまざまな形で具現化されていた。

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「自然に働きかけることによって、自然の生態系よりももっと広いものを得ることができる。それが里山の文化なんです。自然が許す範囲を超えないこと。インディアンの長が言うように、7世代先の子供たちにこの地球の自然を残すということ。分断して競争させてマーケットを作る資本主義ではなくて、融合して共に生きること。その提案を少しでもできたらいいなと思って......ようは、遊んでいるんですよ!」と臼井さんはおどけて笑う。いつもアイディアを練りながらタイミングをつかんでいくその行動力は、並大抵ではない。

臼井さんから知恵を学ぼうと、スタッフやウーフなど、たくさんの若者たちがここで暮らしながら働いている。滞在していた外国人2名は、聞けばオランダ出身の学生さんだという。なんとヒッチハイクで鹿児島から来たそうだ。みんな家族のように仲が良く、優しく輝くような目をしているのが印象的だった。


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ここ、シャロムではディーゼルカーをSVO方式にして廃油を燃料にしている。以前から送迎用の車に使用しているのだが、今はワーゲンの車1台に使用しているそうだ。
廃油を約15リッター、スタッフやゲストの皆さんに注いで頂いた。さらに敷地内で電源をお借りして、精製もさせて頂いた。スタッフの皆さんからは「触媒とは何?」とか「一度にどれくらいの燃料ができるの?」「満タンにしてどれくらい走るのか?」などの熱心にプラントを見ながら質問が飛び交う。
「この車は完璧じゃないからいい! だからこそ他の人と関わって、助けて、助けられるという関係ができるんだよ」と臼井さんからうれしいお言葉を頂いた。

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夜は、シャロムご自慢のお料理を頂くことに。シャロムのお客さんやスタッフを前に講演することと引き換えに宿泊、食事をご用意していただいたのだ。(※臼井さんは、講演と引き換えでなくてもたぶん無償で泊まらせていただいに違いない。そういう人だ)

酵母から作られたパンは施設内の石窯で丁寧に焼かれたもの。そして地元で穫れた旬の食材、無農薬の野菜をまるごと使った、贅沢なメニューの数々。この自然食のコースがすごく美味しい!

「人の心がこもった野菜。その気持ちを減らしたくないなって思って料理をしています」とシェフ。食べ物は人の気持ちを変える。この言葉はそのとおりだ。心と体に美味しい料理の数々に、とても癒されてしまった。

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今日も食後に講演をさせて頂く。20世紀最大の環境破壊と言われるアラル海の映像と、世界一周のスライドショーに、皆さんとても熱心に耳を傾けて頂いた。

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夜はレストランで「よなよなカフェ」に参加。キャンドルの光で夜な夜な語り明かせる素敵な時間だ。

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シャロムヒュッテ

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バスコファイブの現在地は長野。今日向かったのは、以前からぜひ伺いたいと思っていた安曇野にある宿「シャロムヒュッテ」。

安曇野の懐にある小さな森の道を進むと、木々に包まれるようなシャロムの小屋が見えてきた。日も暮れかかって、到着がかなり遅れてしまったにも関わらず、オーナーの臼井さんやスタッフの皆さんは、温かく僕らを迎えてくれた。

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「シャロムヒュッテ」は、豊かな里山に包まれた手作りのお宿。このブログを見て頂いている方の中にも、ご存知の方も多いのではないかな?シャロムとはヘブライ語で「平和」という意味。単に宿泊だけではなく、パーマカルチャーや自然農法、シュタイナーの思想を追求しながら、ゲストの皆さんに、それを楽しく伝えているすてきな施設だ。

突然の訪問にも関わらず、臼井さんのお心遣いで食後にミニ講演をさせて頂くことになった。皆で輪になるようにして掘りごたつの食卓を囲み、スライドの映写を始める。こんなふうに皆で目を合わせられる距離でトークができるのは久しぶりだ。シャロムのとても温かい雰囲気に僕もひきこまれて、ついつい話が長くなってしまった。

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夜の森の匂いをかぎながら、バイオディーゼルカー「バスコファイブ」も見て頂いた。とくに熱心に見入っていたのは、シャロムのシェフ・本木夫妻。車や旅が大好きだそうで、彼らとはなんと共通の友人がいることがわかった。その友人は、日本に在住していたフランス人・フィリップ。本木夫妻は今年はじめ、フィリップ家の宿を訪れて、とてもいい経験をしたという。僕は過去にフィリップの家族とともにクリスマスを過ごしたこともあり、彼らのことはよく知っている。なんと、早速人の輪がつながった!うれしいなあ。

夜空を見上げると、満天の星。明日の朝は、臼井さんのエコツアーがあるという。楽しみだなあ。

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ロシアの物理学者、テルミン

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昨日まで登っていた山を朝から下りる。昨日歩き過ぎたせいか、足がちょっと痛い......けれど、いい天気で気持ちがいい。キャンプ場からバス乗り場まで2時間ほど歩く。
昼前に上高地を出て、向かったのは箱根の「箱根写真美術館」。楽しみにしていた「テルミン」の演奏会があるのだ。

「テルミン」をご存知だろうか? このかわいらしい名前の楽器、じつは世界最古の電子楽器。1919年にロシアの物理学者、レフ・セルゲーヴィチ・テルミンさんが発明し、その名前が命名されたのだそう。
テルミン奏者は、やの雪さん。ヴォーカル・ギターに音楽家の赤城忠治さん。じつはお二人と、僕の母親はとても仲がよく、ぜひとも演奏をお聞きしたいと思っていた。それが今日ようやく実現する。楽しみだなあ〜!

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会場に到着すると「箱根写真美術館」の館長さん・遠藤桂さんが、出迎えてくれた。遠藤さんは地元箱根出身の写真家。先代のお父様もここで昔から写真館をされていて、現在は一緒にギャラリーを運営されているそう。遠藤さんは富士山の作品を多く撮影していて、この日の演奏会場にも富士山の写真が飾られていた。「8×10カメラや中判のハッセルで撮影しています。富士山まではここから近いですから、コンディションがいいなと思ったら、すぐに車を走らせて撮りにいくんですよ」と遠藤さん。月明かりを使って露光したものや、夜に長時間露光したものなど、すばらしく神秘的な写真だった。

16時30分からは、いよいよ「テルミン」の演奏会が始まった。
その演奏風景がまた独特だ。テルミンには鍵盤や弦のようなものは存在しない。箱にアンテナが2本、縦横に配置されていて、そこから出る電磁場を手で調整して演奏する。木製の箱に手をかざして音の波動を操る、その姿はまるで魔法使いのようだ!

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弦楽器のような、電子楽器なんだけれど、人間や動物の声のように温かい感じもあって......繊細でいて厚みもある。その音色が不思議で神秘的なのだ。
小さなスペースで弾いているので、目の前に座る僕ら観客が動けば、その波動が動いて音楽に影響してしまうそうだ。だからなるべく動かないように......と、そんな事情もなんだかおもしろい(笑)やの雪さんと、赤城さんのほのぼのトークにもすっかり魅了された、すてきな時間だった。

演奏の後、みなさんと近く行われる花火大会を眺めた後、やの雪さん、赤城さん、「築城せよ!」の映画監督、古波津陽さんら皆さんが、僕の車を見学してくれた。夜のバスコファイブは照明が光って、昼間とはまた違う雰囲気がある。「バックトゥーザフューチャーみたい!」と喜んで頂けたようだ。


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YAMAを降りる

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菜の花大地復興プロジェクト
菜の花を植えて、景観づくり、塩害などの土壌浄化、地域単位のエネルギー生産のきっかけ作りを目指しています。
楽器を贈るプロジェクト
津波で楽器を流されてしまった、ミュージシャンの方々へ楽器を支援するProjectを始めました。
支援金募集
3月28日いわてめんこいTVで紹介された活動の様子です
2011年支援活動報告書
2011年に行なった東北大震災復興支援活動の内容をまとめまています

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